【Book 3】できること、できないこと

Book 3クラスでの活動を紹介します。

このクラスで取り組んでいるテーマはいくつかあります。読み、書き、三人称三単現のS などなど。

そのうちのひとつ、自分のことを発表することに、ここ2-3週間取り組んでいます。

ラーニングワールドシリーズのテキストは、「自分のことを発表する」ことを大切にしています。小さい子のレベルから、毎回のように発表するので、Book3になると、内容がだいぶ濃くなっています。

ですが、このクラスのメンバーは、去年からラーニングワールドを使い始めたばかりなので、こういった発表になれていません。そのうえ、小5小6はこういう活動をなるべく避けたい年頃です。

そんな中で、今回は時間をかけて丁寧に取り組んでいます。

内容は、自分が「自信を持ってできること」についての会話です。

 

1週目:作文
テキストの会話文をもとに、2人でお互いの情報を交換し合いながら作文しました。

*自分が自信を持ってできることを文章にするのは、案外難しいことです。本当はかなりできていることでも、当人はまだまだできていないと思っていたり、もっとできる子のことが思い浮かんだり、できる!と言い切ることに抵抗があったり、、、。

でも、本当に大切なことは、「それができる」ということを当人が認識すること
比べるならば、他人ではなく昨日の自分と今日の自分
明日の自分のほうが上手になっていたいと思えることが大切ですよね。
そんな話をはさみながら、内容を考えていきました。

 

2週目:発表1回目
1週目に作った文を、なるべくノートを見ないで発表しました。(動画を撮影)

*発表も難しいです。
文の暗記。みんなの前で発表。(緊張していても言えるようになるまで暗記するのは大変です)
フラフラしない。会話文なので、相手の方を向いて相手に話しかけないといけない。などなど課題満載です!

 

3週目:発表2回目
2週目の動画をチェックして、内容を修正しました。それから、今度はノートを見ないで発表しました。(動画を撮影)←今ここです。

*自分の発表している姿を動画で見ることも、子どもによっては本当に嫌ですよね。すごく気持ちがわかります。(でも慣れれば平気になってくるものです。)
動画チェックはとても効果的です。慣れてきて、自分を客観的にみられるようになればしめたものです!

 

実際、始めは暗記で精一杯な様子でしたが、少し余裕が出てきました。緊張に慣れ、文章がスッと出てくるようになると、自分が話している内容や相手の様子が目に入るようになります。そうやって、ただ「言っている」状態から「話している」感覚に変わっていくことが理想です。

この練習は、3週目の発表で終わりにしようかと思っていたのですが、もう少しやることにしました。

なにしろ、内容が「できること」ですし、実際、毎週すこしずつできるようになっていますし、まだまだできそうです。

私の最終目標は、子どもたち全員が、この動画なら保護者に送ってもいい、と言ってくれるレベルまで行くことです。

 

こういった活動を積み重ねて「できるようになっている」ことを実感してくれたらいいなあ、と考えています。

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